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私を疑う勇気

人間は、自分のあらゆる思い、あらゆる意見、あらゆる行いにつねに注意を払い、それを意欲的かつ論理的に分析し、吟味することを、習慣とすべきです。人生の中から混乱を排除してくれる識別眼をはぐくむ方法は、これ以外には何一つありません。人間がこの習慣を、みにつけるには、まず自分自身を「従順」な魂に変える必要があります。私達のはいま、「他人の、言いなりになる人間になれ」と言っているのではありません。これが意味するものは、「人間は、自分がどんな思いをめぐらしているときにも、(たとえそれがどんなに快適な思いであっても)それが理性の澄みきった光を発していないことにきづいたならば、あるいは、純粋な吟味の炎を前にして身を縮ませるようなものであることに気づいたならば、それを速やかに手放すよう、常に心がけていなくてはならない」ということです。「私は正しい!」と、言い張るのみで、自分が本当に正しいかどうかを突き止めようとしない人間は、いつになっても識別眼を手にできず、きまぐれな感情と偏見に操られながら生き続けることになります。一方、つねに【真理】に従う姿勢を崩さず、「私は正しいのだろうか」とつねに自問し、自分の思いを、謙虚な姿勢で、じっくりと分析、吟味しつづける人間は、やがて、真実と偽りをどんなときにも明確に区別できるようになります。添付ファイル エリア